地域貢献

こんにちは。

 

2024年2月の4週目は、これまで体験した中でも一番といっていいほどの考えさせられる体験をいくつもしました。

 

日常の中の非日常。

 

そんな言葉を感じることも、この一週間で

 

『日常』も、『非日常』もなく、すべてがあり得る、なにが起きてもおかしくない瞬間の積み重ね、瞬間が過ぎているだけなんだと感じるものでした。

月曜日には、大切な講習会に小山に行き、学びの時間。

 

そして、お仲間さんとの語り合いで、想いのブラッシュアップや、気付き。

 

刺激をたくさんいただき、自分の進むべき道を、見つめなおす機会、時間をいただきました。

 

今を大切に、瞬間の積み重ねで、目標を実現させるため考え抜く。

 

今を、未来を、将来を考える時間でした。

火曜日は、朝一、自宅がある集落の管理する集落センタの修繕を依頼され、現場調査。

 

内部、外部を見させていただき図面化。

 

地元は、過疎化、高齢化が進み維持管理も苦しい状況ですが、これまで大切に扱い維持されてきた建物なので、お金をあまりかけずに残せる方法をとの希望で、こちらも検討。

 

ただ、安く、一瞬だけの改善では、お金をかける意味がないので、信頼できるものを、選び、今後の負担を減らす。

 

今の金額を抑えて、先に大金がかかってしまったら、本末転倒ですので、しっかり判断し、提案させていただきます。

 

まずはそのための、図面化と、部材の見積もり依頼、検討を行いました。

 

あっ!!ちなみに、飾られている写真の中には、若かりし頃の父の姿が。

 

なんだか、勝手に父も同じように想い、積み重ねてこられたのかなぁ。

 

なんて、誇らしく思えてきます。そして、その写真を見るたびに、うれしく思えてきます。

 

あっ!!まだ父は健在で、相談役として頼れる存在なんですけど、なんだか恥ずかしくて、時間がなくて、話せていない感じなんです💦

昼食直後!!

 

スマホが鳴り、サイレンが鳴り、家の前を消防車が二台。

 

すぐサイレンがやみ、目の前の学校の先生が様子をうかがう。

 

そうなんです。

 

火災発生

 

現場は、家から直線距離で200mのところの空き地

 

急いで着替え、ダッシュで現場に。火はまだ出ていて、煙も、灰も舞っている。

 

対面道路で消防車両と、ホースで道を塞ぐ。

 

現場では本職の消防署の方々と、先に来ていた消防団が活動していたため自分は交通整理。

 

続々と、団員が駆け付けてくれて、配置をお願いしつつ、現場の足りないところ、優先的に必要なところを。

 

周りに建物はありましたが、迅速な延焼防止の放水などのおかげで、下草を焼く程度で納まりました。

 

あっ。この被害のない安堵感がなんとも…。

 

そのあとは、出したホース、器具などの整理、消火栓、器具ボックスの仮処理などをお願いして現場を後に。

(※写真は、今回の場所ではなく、地域の別の場所のものです。)

 

そのあと2時間後、残り火の確認を。

 

団員さんも見に来てくれていましたが、自分も。

 

 

はあ、よかった。

そんな次の朝…。

 

朝 4時30分頃 メール

 

団員さんのグループライン

 

連続するスマホの通知

急いで準備して、直接現場に。

 

5分の移動時間

 

その間にも同じ班の現場の近くの方から、

 

『早く来て』

 

のメッセージ。

 

焦る気持ちを抑えつつ向かう。

 

まだ現場からそう近くない距離で、20mくらいの高い杉の雑木林の先の、先の、先の現場のほうを見ると、火の粉、オレンジ色の空。

 

これは経験したことのない緊急事態。

 

現場に近づくと、木々に囲まれた中の火柱

 

慌ただしく消化活動する隊員さん、団員さん。

 

無線からは、緊迫するやり取り

 

ホースの準備をし、筒先に。

 

火柱を囲み5本の筒先。

 

代わる代わる火の出ているところに水をあて、

 

他の団員さんも、火の行方、放水のしやすい経路を探しながら放水。

 

後ろでは、ホースの準備、現場の確認。

 

交通整理。

 

近隣の方への配慮。

 

火元のもとの状態。

 

団員さんの中の、近所の方に聞くと、

 

・住宅であること

・すまわれている方がいること

 

その程度の情報の元、消化活動は続き、

 

その中でも、爆発音、大きなものが崩れる音、

 

煙に巻かれる。

 

前後で放水していましたが、どこまで奥行きがあるかわからないため、水をかぶることも。

 

それでも、すぐには消えず・・・。

 

鎮火は9時頃

 

現場到着から4時間オーバー。

 

そのあとも、まだ。

 

捜索。

行方不明者2名

 

最初は、消防署の方、警察の方で行っておりました。

 

10時前に御一人の方。

 

そのあとは見つからず、消防団も参加し捜索。

 

4時の時点でも見つからず、日没に一時捜索停止。

 

翌日朝から捜索開始。

 

午前中のうちに残りの方を確認。

 

・・・。

 

 

 

 

 

雨が降っていたんですね。

 

現場では、全員が必死で、全員が黙々と、全員が行動していました。

発見されてからは、警察の方、消防署の方のお仕事。

 

消防団はここまでです。

 

この後は、持参した道具の整理と、片付けをして、現場を後に。

 

詰所に戻り前日から続けてのため、簡単に片づけをして、大半の団員さんは戻っていただきました。

 

消防団の自分含めて、分団長、副分団長(自分)、部長、班長だけ残り、週末の訓練、点検の準備、段取り、検討。

 

で帰宅。

そのあと、なんだか、わからなくなりました。

 

理念をもとに行動し、積み重ねてきました。

 

自分なりに・・・。

 

その中の

『地域貢献』

 

自分なりにこれまで、地域の方々や、地域に育ててきていただけていた。

 

その恩返し?

 

自分の番で、これまでの感謝の気持ちを込めて、との思いで行動してきました。

 

その一つが『消防団』

 

訓練、夜警、会議、等々。

 

少しは役に立てているのかなぁ。

 

なんて甘い考えでした。

 

貢献なんてできていないし、できないんじゃないか。

 

そんなこと不可能なんじゃないか。

 

掲げてしまって、今、その言葉の重みを強く感じています。

 

きれいごと、やっている感。

 

そんな想いで自分を満たしていたんじゃないかと。

 

恥ずかしくなる思いです。

 

今は整理がつかず、どうしようもない気持ちで充満しています。

 

それでも、心の整理をしたくて、文字に起こしてみましたが、まだまだ…。

 

ただ掲げた理念は変えるつもりはありません。

 

しっかりと掲げた理念を実行するために、引き続き考え、引き続き行動していきます。

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