いろんなもの

先日、娘が通う小学校で『のこぎり』を使う授業で、特別講師として、参加させていただきました。

 

まずは、

・片刃と、両刃の違い

・切る方向

を説明

 

そして、『実演』し、持参した檜の端材を切る姿勢、抑え方、角度などを解説しながらの実演。総勢60名程度の方々に見られながら…😅

 

ヤバい緊張感でした。

 

そんな緊張は、児童たちのリクエストの嵐で和らげていただきました。

 

『斜めに切って』

 

『ひし形』

 

『もう一個』

 

などなど。そのあとは、児童たちのサポート。これがまた皆さんうまく使えていて驚き!!

 

『こんな風に切れたよ』

 

『こうやってきりたい』

 

など対応しているとあっという間の時間でした。

そんな時間の終わったあと…。ふと、思い出した言葉。


 


ある男の子『ぼくのも切って』


 


自分『後で時間あったら切るね』


 


そうなんです。実演の時に切り落とした『桧の欠片』。


 


切る度に拾われ取り合いに。


 


「いい匂い」


 


「いいなぁ」


 


の声は聞こえていましたが、メインは授業、怪我してはいけないと、サポートをしていました。どこか引っ掛かりがありながら過ごしていると、夜に娘から


 


『男友達からリクエストで『桧の欠片』11個切ってと…。切ってくれない??』


 


よ~し!!!


 


11個リクエストでしたが、言えない子だっているかもしれない。好きな木が、興味を持ってくれているかもしれない。無垢の木に触れてくれるかも知れない。なんて思ってしまい、11個ではなく、60個(のこぎり見ていた学年全員分+α)創ってみました。触れて、感じて、匂ってもらえたらなぁ。


 


無垢の木は、自然からの大切な恵み。木は、地球にとって大切な存在。光合成をして、二酸化炭素を酸素にしてくれる。動物の巣になったり、巣を作る材料になったり。


 


循環の大切な存在であること。


 


すまいの材料としても使われる


 


『大切な自然の恵み』


 


なんです。だからこそ大切に、無駄なく使う扱いたい、扱わなければいけないと考えています。そんな『無垢の木』に触れて何かを感じて欲しかったんです。


 


だからこそ、お節介になってしまうかも、先生方に仕事を増やしてしまうかもしれないと思いつつ、作ってしまいました😁✨✨


 


そんな木は個性が豊かで、同じものはひとつもなく、木の先と、元でもまな違う材料なんです。

そんなものだからこそ、均一化が難しかったり、強い材料でも評価できなかったりしています。


大工としては、一本一本みて、目が詰まっているものや、赤みの多いもの、など個性を読んで適材適所に配置しています。


それらは決して数値化できたり、強くなっていると証明できることではないものなのですが、歴史として積み重ねてこられた知識。それらを受け継いで先代に教えていただいてきました。


そんな受け継いだ知識とは別に、シミュレーションも今は取り入れています。


今回は、伝統木造工法によるすまい。そのすまいの漆喰壁の塗り替えを相談していただきました。


そのままでしたらすぐに現場で取りかかることは可能でしたが、今回は耐震性について検討したいとお伝えし、作業しています。


既存のすまいを、観察可能な場所は全て、小屋裏、床下、外部、内部と見させていただき、それを元にデータ化し、シミュレーションをしています。

この動画では、極稀地震(震度6程度)一方方向から揺れを与えております。


左側が既存のもの。右側が補強を施したすまい。


まずは倒壊しないことを目指したもの。


補強する事40パターン程。


補強は、一部に強いものが集中しても、倒壊する。


地震に対応した壁を無作為に増やしたから倒壊しない。


等ではなく、バランスがとても大切。


中には、倒壊しないパターンに、筋違2本入れただけで倒壊してしまったり。


とても難しく、難解な問題です。


今回は、新築ではなく、改修補強工事になるので、すまわれながら最善策を提案する。


次のステップとして、負担を減らし、倒壊しないものを検討していきます。


今回のような改修だけでなく、新築の場合にもこの感覚は重要で、ただの数値で見ていたりするよりもより、理解がしやすい。


これまでの、勘だけてはなく、こうしたシミュレーションを重ねることで、より感覚を養うことができること、さらに、すまいてさんにイメージしてもらえる大切なことだと感じています。


目の前の、依頼しているすまいてさんの、万が一の時、守ってもらう、すまいに守ってもらうために、いま、できることを続けています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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大竹工務店は、茨城県、かすみがうら市に構え、温熱(高気密高断熱)、構造(許容応力度計算による耐震等級3)を核に、すまい(新築、リフォーム、リノベーション)を基本として創り、すまいてさんとしっかりと向き合いながら進めていきたいと想っている大工工務店です。

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大竹工務店 株式会社


大竹 俊光

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コメント: 1
  • #1

    清水賢介 (日曜日, 04 2月 2024 08:52)

    手にとって感じる事って大切ですね^_^

大竹工務店 株式会社

〒300-0134

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TEL/FAX : 029-897-0041

E-mail : toshimitsu@otake-k.com

大竹工務店(株)は、茨城県、かすみがうら市に構え、温熱(高気密高断熱)、構造(許容応力度計算による耐震等級3)を核に、すまい(新築、リフォーム、リノベーション)を基本として創り、すまいてさんとしっかりと向き合いながら進めていきたいと想っている大工工務店です。