窓から見る景色は、様々。
すまいにとって大切な要素のひとつ。
単なる窓ではない、特別なもの。
大竹工務店 株式会社では、基本的に使用する窓は木製(木製トリプルサッシ)なんです。
多くのすまいで使われている窓は、アルミか、樹脂のもので、取り付き方が『半外』というもの。
簡単にいうと、壁から半分でつけられるもの。窓から出たフィンで、壁に釘やビスで取り付け、内部から、ビス留めするもの。
それに対しうちの窓(サッシ)は、内付け。フィンがなく、単なる額縁のような窓。それを内側から取り付けるネジ、ボルトでつっぱって、位置を確定させ、ビス、ボルトで本固定する感じなんです。
そんなサッシの廻りには、隙間(クリアランス)を設けて設置します。建物の微妙な変形や、木材の動きに対応するため、緩衝のための隙間(バッファ)があります。
そのままでは、すまいの内と外を区切ることができません。
すまいを健康に、すまいてさまを健康に保つために気密処理をします。
今回は、窓廻りの気密について、まとめてみます。
こんにちは。
大竹俊光です。
高気密高断熱のすまいに越して、4年目。
この環境が身体に馴染み、当たり前になってきて、これまで感じなかった環境の不快感に気付いてしまう身体になってきてしまいました。
ひとつは、真夏の車。
仕事で使う軽バン。
昔から考えると贅沢なことなのですが…。
エアコンの風は冷たく冷えるのですが、天井、壁、床などからなんとなく熱さを感じる。
この微妙な感じが...。
昔なら気持ちよく感じていたに違いないこの環境…。が…。つらい🥺
この場所の温度の違いが身体に負担に感じてしまうのです。
それは、人の感覚は室温や、湿度だけでなく、囲まれた周りの表面温度にも影響するんです。
[体感温度]=([室温] + [表面温度])÷2
良いのか、悪いのか、自分の身体が気づいてしまったんです。
高気密高断熱の自宅兼モデルハウスは、温度がほぼ一定で、外の熱も伝わりにくい性能。だから今だと、壁や床、天井も同じような温度になってる。
そんな環境が当たり前になってきて、身体の負担もほぼないいい環境だからこそ、車の環境がより鮮明に感じるようになった気がします。
すまいの環境に、とても大切な要素の一つ【気密】のお話を。今回は、
【木製窓】周辺の気密についての処理の一部をまとめます。
窓が取りつく前の木下地の状態。
こちらでは、内部の気密シートを先に張っています。
内部全体の気密シートと一体にするために、窓が入ってしまうと、処理できないため先に施工した写真です。
その後、外側の透湿防水シートの先張りシートを納めた写真。
その都度、シートの切れ目にテープで水が入らないように、空気が漏れないように一体にしています。
その後に、窓下の止水シート。
これは念には念をというもの。
雨漏り事例が多い箇所。
窓と骨組みは、別物で、外的要因(温度、湿度、地震、風などによる変形や、動きなど)によって隙間が生まれ、いつの間にか雨漏りが起こる要注意な箇所のため何重にもシートを重ねて施工しています。
角は特に入りやすいところなので、テープをそのままはるのではなく、少し伸ばしながら張ります。
これで窓を納める準備が完了。
窓回りにこのスポンジのようなもの
『ウルト☆VKP』というものを張って納めます。
これが優れもので、元々は縮んだ状態で、張り、納めて、湿気や、温度によって膨張を始め、隙間を埋めていくんです。
適正なクリアランスのサイズに合わせて張ります。
また、三角の断面をしていて、中に行くほど、部材が緻密になるように成型されています。
室内で発生した湿度が、外に逃げやすくするため。
また水が入りにくくするため。
にその形になっています。
納めた後は、正式に、水平、垂直、出入りを微調整。
場所によって、保険的にパッキンを入れながら(重さで、経年で下がりにくくするため)調整します。
部材は納めてしまうと、細かなところで引っ掛かってしまって隙間が出ることもあります。
出やすい角の部分は、ウレタンフォームという、スプレー式の断熱材を吹き込みます。
また、木製窓の固定するための金属のボルトのところにも、ウレタンを吹き込み、気密の確保と、断熱欠損の確保をします。
納まってしまえば、何の変哲もない窓。
窓からの景色を味わい、すまいのなかの整った環境ですまいてを守ってもらい、すまい自体の健康を保つために、壁の中、見えないところで、性能を維持するため、環境を維持するための施工を積み重ねております。
創り手の手を離れた瞬間に、すまいは自立し、そこに存在し続けます。変化したり、変形してしまっても手の届かないところはそのままです。
素材が揺れで切れたとしても…。劣化したとしても…。
交換はできます。ですが簡単ではありません。
だからこそ、施せる時に、最善を尽くす。
その瞬間の完成だけでなく、仮に交換、メンテナンスしたりする場合は、その時やり易いような施工方法、部材を意識して選択し、施工しています。
その積み重ねがすまいをかたち創っています。
できてしまえば、見た目では判別できないことも、すまいてさまの命を守る城を創る責任を果たすために。
今の最善を選択し、実行し、積み重ねております。

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